アトピーは現代の文明の副産物です。昭和30年代にはほとんど見られなかった病気で、現代の快適な暮らしをしている以上、今後もお付き合いをしなければならない病気と考えます。

「完全に治癒する」という事は無理だったとしても、小さい頃からアトピーに対して何らかの対策をしておく事で、将来にわたってアトピーと付き合う可能性を回避する事ができます。

アトピー性皮膚炎の症状は、簡潔にいうと『とてもかゆい湿疹』ですが、症状や対策は年齢によって大きく異なります。ここでは、アトピーを3つの時期に分けて簡単に説明します。



1)乳児(0歳〜2歳頃)のアトピー

顔や頭を中心として発疹し、次第に胸、背中、腕、足へと広がります。血が出るまで掻きむしるほどの強いかゆみを伴います。乳児湿疹ならば、2ヶ月ほどで治まるケースが多いようです。2歳前後で完治するケースも見られますが、多くは引き続き又はある一定の期間後発疹します。


2)幼小児期(2歳〜12歳頃)のアトピー

小児乾燥型湿疹と苔癬(たいせん)化が特徴です。背中や足、腕の外側がカサカサして、小さなブツブツができます。
肘や膝の内側は粉をふいたようにしろっぽくなり、強いかゆみもあります。


3)成人期(12歳以上)のアトピー

乾燥型湿疹と苔癬(たいせん)化がさらに広がり悪化します。体全体に及ぶこともあります。
顔色が極端に青くまたは赤くなります。


こういった症状がなぜ起こるのか、現在の医学では明確な回答はできません。
この中で、一番大事な時期が1才から6才までの期間で、乳幼児は治りやすく学童期は少し手こずります。
思春期はストレスなどの体の問題・心の問題があってやっかいです。私の経験からすれば、あまりにも一生懸命にアトピーの治療に専念するとかえって手こずります。多少とも手抜ぎをしていただいた方(つまり少し気を楽にして)がよく治ります。アトピーを重大な病気と考えないことです。


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